「変人たちの文化祭、笑いと恋が交差する!青春はここから始まる!個性派男子たちが織り成す、笑撃の青春ラブコメディ!君も参加しない?
共学の公立高校に通う二年生のわたし(主人公)は待ちに待っていた。
夏休み明け、最大の行事――それは文化祭。青春を謳歌するのに、これほど適したイベントは他にあるだろうか、いやない!
去年はリーダーシップのある生徒がいなかったせいで、大変しょぼい文化祭を経験したわたしは、自ら文化祭クラス代表に立候補した。
だが、わたしは忘れていたのだ。このクラスの男子には変人が多いことを。
結果的に文化祭クラス代表に選ばれたのは四人。
優等生でクラス委員を務める学上倫(だけど、彼は自分のことを「この教室を統治する帝王〈エンペラー〉」と自称して、高笑いするヤバい人)。
男子から絶大な支持を集める熱血漢、真道炎(だけど、彼は女の子の前では水をかけられた火のように小さくなってしまう)。
常に猫の全身着ぐるみを着ていて、中身がわからない来海虎一(彼は理由を説明するまでもなくヤバい)。
そして、わたし。
この四人になってしまった。変人だらけの文化祭クラス代表のリーダーとなったわたしは、教室の出し物である執事&メイド喫茶を成功させるために、変人男子たちを率いて文化祭準備に乗り出すが、このメンバーで平和にいくわけもない。
加えて、学年で一番の評価を受けた出し物のクラスの生徒たちは、告白成功率が上がるというウワサが流れたことにより、クラス間の競争は激化。
そんな他のクラスに負けないように、いつの間にやら結束が固まったわたしたちと変人男子たちは、ドタバタと面白おかしく文化祭準備を進めていく。
あれ? もしかしてこれって、わたし、知らない間にちゃんと青春してる?
というか、もし、自分のクラスの出し物が一番に選ばれたら、わたしは誰と恋愛したいと思うのだろう。
そう考えて思い浮かぶのは――あの変人たちの中の一人。
青春を謳歌するため、そして恋愛を成就させるために、わたしは文化祭当日のクラス出し物で一位を目指す!逢沢 璃々(あいざわ りり)
さっぱりとした性格の女子高生。
時折見せるSっ気のある一面も持ち合わせています。当初は平凡な学生でしたが、個性豊かなクラスメイトたちとの交流を通じて成長し、今ではクラスの信頼できるリーダー的存在として活躍している。
御門 倫(みかど りん)
称エンペラーこと御門倫。イケメンなのに残念な勘違い具合で周囲を困らせる日々。
でも、実は誰よりもクラスメイトのことを想い、面倒な仕事も率先して引き受ける隠れた優しさの持ち主。
ちょっと痛い言動の裏側には、意外にも純粋で熱い心が隠されている。
真道 炎(まどう えん)
男気溢れる熱血漢。見た目はイケメンで頼もしい好青年なのですが…なぜか女子の前に出ると急に萎縮してモジモジ。
前年度のトラウマが原因とか。普段の熱い性格からは想像もつかない意外なギャップに、周囲は戸惑いと愛しさを感じずにはいられない。
来海 虎一(くるみ とらいち)
いつも猫のキグルミ姿の来海虎一。素顔は実は可愛らしい美少年なのですが、シャイすぎて人と話すときは必ずキグルミを着用。面白いことに、キグルミを被っているときだけは別人のように活発に。
学校中の噂話に精通していて、ズバズバと本音をぶつけてくる姿は、まるで別人格を持っているかのよう。
正体を知る人は少ないものの、その二面性は校内の人気者になっているとか。
梨木美衣(なしき みい)
感情表現の少ない謎めいた雰囲気の梨木美衣。
表情からは何を考えているのか読み取れませんが、親友である璃々のことになると誰よりも心を砕く頼もしい存在。
普段は控えめながら、友人の危機には影から黙々とサポートする、そんな頼れる親友。
高貴 愛佳(たかき あいか)
抜群の美貌と自信に満ち溢れた美少女ですが、世界が自分を中心に回っていると信じて疑わない困ったちゃん。
でも、個性豊かなクラスメイトや璃々との出会いを経て、その高飛車な態度は次第に影を潜め、意外にも頼りになる仲間へと成長していく。この作品は「日本語」「英語」「簡体字」「繁体字」「韓国語」「フランス語」「イタリア語」「ドイツ語」「スペイン語」「アラビア語」「チェコ語」「オランダ語」「インドネシア語」「ポーランド語」「ポルトガル語」「ロシア語」「タイ語」「ベトナム語」「マレー語」「トルコ語」「ヒンディー語」で書かれた作品です。