『やさしい楽園』 -アクァの章-
貴女がワタシに還るとき 【キャラ設定】 名前:アヌンナキ(Anunnaki) CV:テトラポット登(てとらぽっとのぼる) 年齢:不詳 身長:177cm 体重:70kg 風貌:褐色の肌に青みがかった銀髪、裾には黒が残っている。 人形師エンキドゥの弟子。 メイズに迷い込んでしまった貴女を見つけて以来、保護者の代わりとして一緒に暮らしている。 自分にも貴女にも厳しいが、貴女の落ち込んだ顔にとても弱い。 ある事情により、エンキドゥの力のほとんどを受け継いでいる。 完成に近づくほど、その人形は誰かに似ていった。 まだ目を閉じている華奢な首に、戒めの琥珀を掛けた。 手足を失っても、命さえ差し出しても構わなくて、帰す時を窺っていたはずなのに。 縋ってくる手を振り払わなくてはならないのに。 天使の羽をむしり腕の中に囲い続けようとする者は、そう、やはり悪魔に違いない。 知らない道を連れられて歩いた日も、 家族が恋しくて泣いた夜も、優しい大きな手が握り返してくれた。いつからか私は、帰らなくていいと思うようになっていた。 「お前を人形にはしない」と拒絶する厳しい目は、逸らされた瞬間に寂しさを滲ませる。 どう...