エジク、ウィル、イアンの3人と聖女(貴女)は広い光に包まれたと思ったら、家のリビングに転がっていた。一度乙女ゲームの世界に転生して…今また現実の世界に戻ってきた。おのおのが動揺を隠せないでいる中、陽奈子(貴女)は3人が元の世界に戻れる、次の満月までの1か月限定での4人暮らしが始まる。果たして3人は無事に戻れるのか?
シーン1 物語が終わった後で
29:19
シーン2 なじめない世界
15:32
シーン3 対立、そして……
12:57
シーン4 追いかけた先で
15:34
シーン5 変わっていく日常
27:14
シーン6 さよならのかわりに
33:15キャセナ国では「強い自分」に自信とプライドを持っていたエジクだが、飛ばされてしまった平和なこの世界で自分の価値を見失う。
戦う事でしか価値のない自分でも愛されるのか?という不安。
心の奥底にあった、「たった一人に愛されたい」という感情に答えはでるのか?
【エジクルート】
・陽奈子ひとりでエジクを探しに行くと、ガラの悪そうな人たちと今にも喧嘩しそうな雰囲気。謝りながらエジクを引っ張って逃げていく陽菜子。公園に逃げ込んだ陽奈子に、エジクは感情が大爆発する。「俺は強くなきゃいけねえんだよ!こんなケンカも戦闘もない世界なんてまっぴらだ!」に対して陽奈子も激怒する。「それは今の自分から逃げてるだけでしょう!?周りがいつでも自分のために形を変えてくれるわけないじゃない!世界は残酷な時だってある…」と両親のことを思い出し怒り泣きする陽奈子。女性に泣かれると弱いエジクは「悪かったよ…」と陽奈子を不器用ながらなだめる。落ち着いた陽菜子は、イライラするのもわかるけど満月まで協力してくれると嬉しい、とエジクに告げる。応じたエジクだが「満月までっての少し残念かもな。ポーリアですらあんな風に怒った俺にぶつかってこなかった。もっとお前のこと知れたらよかったのに」と色男っぽいことを言うので「はいはい」と流しながらも胸の中ではドキドキしている陽奈子。
●シーン1 物語が終わった後で(3キャラ共通)
両親を交通事故で失ってしまった陽奈子は、気付けば乙女ゲームの主人公である聖女としての役割を終えたポーリアとなっていた。
ともに旅をした魔術師のウィル、剣士のエジク、執事のイアンと過ごす日々。
「もしも、私が他の世界から来た、って言ったらどうする? 聖女でもなんでもない、ただの女で…才能も、人柄も、なんてことのない、どこにでもいる存在だとしたら…。」
彼女が不安げに呟くも3人は気付かず、3人は次の夜会を開こうと話していたが、そこに事故当時のブレーキ音が響き――――
気付けは3人と陽奈子は、自分の家に戻っていた。
どうして3人が現代日本に飛ばされてしまったのか真相はわからないまま、それでもとりあえずはこの家で過ごしてほしいという陽奈子。
キャセナ王国との違いを説明しながら共同生活を始めるのだった。
●シーン2 なじめない世界
家事を担当するイアン、いつの間にか日本語を習得しプログラムの仕事を始めたウィルと違い、平和な日本で何をすることもできないエジク。
エジクにも協力してほしいという陽奈子だが、エジクは「家事を手伝わないからメシも食わせないか?このまま俺を飢えさせる作戦か?」とふてくされ、ますます独りぼっちでトレーニングに励むようになるのだった。
●シーン3 対立、そして……
日本での生活になじもうとしないエジクと、家事全般を引き受けるイアンが激しく対立。エジクと話し合おうとする陽奈子だが、エジクはある日庭にあったハナミズキを折ってしまう。そのハナミズキは、亡き父が陽奈子のために植えてくれたものだった。折れた枝も庭師に頼めば何とかなるという陽奈子だが、エジクは家を飛び出してしまう。
●シーン4 追いかけた先で
エジクを追いかけた陽奈子は、追いかけた先で他人と揉めているところを見かけ、彼の手を引いて逃げ出す。
「俺がいつ止めろって頼んだ? 余計なことすんじゃねえ」と怒鳴るエジクは、この世界のすべてに対して怒りを抱いていた。自分の腕っぷしはこの世界ではなんの役にも立たないと、自分自身にも怒りをためていたのだ。そんなエジクに、「それは今の自分から逃げているだけでしょう!」と怒鳴り返す陽奈子。話しているうちに泣き出してしまった陽奈子を、不器用に慰めるエジク。変わっていくと陽奈子と約束する。
●シーン5 変わっていく日常
次の日、朝食を作っていたのはエジクだった。イアンに色々教わりながらも、焦げたベーコンエッグを誇らしげに差し出すエジク。確実にエジクが変わろうとしていることを陽奈子は誇らしく嬉しく思う。また仕事終わりの陽奈子を迎えに来つつ食品の買い物を手伝うことも。二人きりの帰り道で、「エジクは変わったね」という陽奈子に、エジクはキャセナ国での思い出話をしてくれる。「俺は腕っぷしで成り上がって、女どもにもモテたけど…恋人になってもみんな俺のことトロフィーにみたいに扱った。『あの』エジクと付き合えて嬉しい、みたいな。でも俺は強くなくても、トロフィーじゃなくっても、本当に俺だけを好きでいてくれる奴と恋人になりたかった」と語る。エジクに惹かれていることを自覚する陽奈子。いい雰囲気になりキスを交わす二人。
そろそろ満月がやってくるという頃、ニュースを見るのも慣れたウィルが「まずいかもしれない」と発言。今年11月の満月は皆既月食で、魔力は満ちるがかなり不安定で、3人無事にキャセナ国まで帰れるかわからないとのこと。無事に帰れても、日本にいた時の記憶はすべて消えてしまうだろうとのウィルの言葉に動揺する一同だった。
●シーン6 さよならのかわりに
満月の前夜、眠れずにいた陽奈子の部屋にエジクがやってくる。「向こうの世界に帰って、なにもかも忘れちまうのが怖い。無事に帰れたとしても、お前と会えたことを思い出すことすらできないのが怖い。忘れたら思い出にすることもできない。なにもかもなかったことになっちまう。そんなのありかよ…」エジクもまた、記憶を失ってしまうかもしれない現状を恐れていたのだった。お互いの想いを知り、結ばれる二人。
満月の夜。徐々に月が欠けていく中で魔法陣が浮かび上がりウィルが呪文を詠唱し――というところで、エジクが魔法陣から飛び出す。しかたないな、と言った笑顔で送り出す2人に、大混乱の陽奈子。どうして?と訊ねると「お前は強くもない何にもできない俺に寄り添ってくれた。俺はずっと、そういう女と添い遂げたかったんだ」と告白。陽奈子が「私もエジクとずっと一緒にいたい」と告白すると「もしかしたらポーリアは、俺のダメな部分をお前に救ってほしくてこの世界にやったのかもな」と話す。「これからは、お前と一緒に歩むんだ」と抱きしめ合ってエンド。
■「役目を終えた転生聖女は守護の愛に溺れる」公式サイト
https://lasell.website/l-tensei/
■Ci-en参加中
https://ci-en.net/profile/1041810
■クレジット内容
声優:エジク/八神仙 イアン/初時チェリー ウィル/三重奏
シナリオ:七石いちか/ふじみずき
イラスト:針野シロ
SDイラスト:鈴城敦
編集:藤生佳恵
(敬称略)
■公式X情報
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