オメラスの神庭〜参ノ噺、枇月〜
────────────────────────────── 『オメラスの神庭〜参ノ噺、枇月〜』 ────────────────────────────── ――ここはね、君が男と繋がる世界。それがこの神庭。 ――君の心と体が満たされていれば、僕たちも平穏を享受できる。 「神庭」と呼ばれる場所がある。 そこは私達が住んでいる世界とは、別のところに存在する。 神の代わり「神代(かみしろ)」であると告げられた『あなた』。 神庭には神に遣える「御先(みさき)」と呼ばれるオス達が、 あなたの世話をし、あなたを慰めるためだけに存在している。 しかし御先は、ヒトの形をした、獣である。 神庭は『あなた』なしでは成り立たない。 御先も『あなた』なしには生きられない。 そして『あなた』も、この神庭で生きてゆくために『必要なもの』がある。 神の代わりとして神庭に喚ばれた『あなた』と神に遣えるケモノの御話。 ◆枇月―ヒヅキ― (CV.あさぎ夕) 神庭にいる御先。 外見は人間のように見えるが、馬の特徴をその身に残している。 神代である「あなた」に対して、王子様然とした優しい態度で接するが…… -------...