【韓国語版】死刑宣告された賢女が嫌われ王子に溺愛されて、幸せになるまでの物語・中編
終わらない冬と、地下牢の軟禁生活。その中で少しづつ変わっていく賢女と嫌われ王子の物語。中編。 無実の罪で投獄され、死刑宣告された賢女アリエナ。 かつての幼なじみであり、今は『酷薄公』として自国民からも恐れられる王子シメオンから 死刑免除の取引を持ちかけられる。それは彼の子供を妊娠する事。 生きるためにアリエナは取引を了承する。 そうして地下牢で王子に抱かれる日々が始まったのだが……。 ふとした事がきっかけで、シメオンの足は牢から遠のいていた。 長引く冬、足りない兵の数、いつ来るか分からない襲撃の緊張、王のそばに近づく異国の傭兵たち… そして死刑が間近に迫るアリエナ。 それらの存在がシメオンを苦悩させる。 そんな時、兵卒のひとりが持っている人形が彼の目に留まる。 「王子のヒバリ人形と言います。アリエナが子供たちに作り方を教えているんです」 それはかつて彼がアリエナに作り方を教えた、い草でできたヒバリの人形。 幼い頃の記憶と人形を抱えて、シメオンは久しぶりにアリエナの地下牢に訪れる。 一方、異国の傭兵アダンは混乱が続く国王ドライデンに近づき、アリエナの処遇について一案を持ちかけるが… 本編...