KAMIKAKUSHI -ヤマノケ-
「あー、やっぱり女の体はいい。 女は最高です。 君は最高ですよ」 ────────────────── 秘湯を求めてどんな僻地にも足を伸ばす──それが温泉ライターである貴方の仕事。 その日も取材のため愛車に乗り込み、山奥へ来ていた。 取材を終えた帰り道。突然ナビがGPSを拾わなくなり、携帯も圏外に。 途方に暮れていた貴方が明かりのついている寺に車を止めると、住職を名乗る男性に声をかけられた。 どうやら、この辺りでは、時々車のナビが効かなくなるらしい。 「朝までゆっくり休んでから、明日の朝、発(た)たれるとよいでしょう」 親切な彼の一言に従った貴方は――。 ────────────────── 【キャラクター】 ■住職 貴方が迷い込んだ山の中で見つけた寺の中にいた住職。 見ず知らずの貴方に対し慈悲深く、寺を宿として提供してくれた。 穏やかで優しく柔らかい男性だが、その正体は──。 ■主人公(リスナー) 秘湯巡りが大好きなライター。 山奥の秘湯に寄った帰り、車の調子がおかしくなってしまった。 偶然見つけた寺に逃げ込み、そこで住職に出会う。 そして彼に言われるがまま寺に泊り──。 ***トラ...